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5αリダクターゼとは?I型とII型の違いやAGAとの関係について解説

5αリダクターゼは、AGAに深く関係している酵素で、I型とII型があります。従来ではII型がAGAに関与しているといわれていましたが、実はI型も関係していることがわかってきています。5αリダクターゼについて正しい知識を身につけて、AGA対策に役立てましょう。ここでは、5αリダクターゼの種類やAGAとの関係などについて詳しく解説します。

◆5αリダクターゼとは

5αリダクターゼとは、身体のさまざまな機能に関わる酵素の一種です。人の身体は、消化吸収や代謝など、さまざまな機能において酵素が関与しています。5αリダクターゼは、男性ホルモンのテストステロンと結合してジヒドロテストステロンとなり、男性機能をはじめとしたさまざまな役割を果たしています。

このジヒドロテストステロンがAGAの発症に関与しているのです。

それでは、5αリダクターゼI型とII型の特徴について詳しく見ていきましょう。

I型

5αリダクターゼI型は、全身のほとんどの皮脂腺に存在します。存在するところは皮脂の分泌量が多いため、べたつきの原因になります。

II型

5αリダクターゼII型は、前頭部・頭頂部・脇・髭・陰部などに存在します。I型と比べてジヒドロテストステロンを生成しやすいため、前頭部や頭頂部においてAGAを引き起こすのです。なお、頭部以外に存在する5αリダクターゼII型には、発毛促進作用があります。

◆5αリダクターゼII型は薄毛に繋がる

5αリダクターゼII型が薄毛に繋がるといわれているのは、テストステロンと結合してジヒドロテストステロンとなり、それが髪の成長を阻害するためです。AGAの発症のメカニズムについて詳しく見ていきましょう。

  • (1)5αリダクターゼII型とテストステロンの結合
  • (2)合成されたジヒドロテストステロンが頭部の男性ホルモン受容体に取り込まれる
  • (3)TGF-βという脱毛因子が増える
  • (4)TGF-βが毛乳頭細胞へ脱毛シグナルを発信する

このように、ジヒドロテストステロンが合成されると、最終的に髪の成長が阻害されて短くて細い髪が増えます。AGAが進行するにつれて細くて短い髪が増え、その部分の頭皮が透けて見えるようになることで、薄毛と認識されるのです。

◆AGAの発症には5αリダクターゼの活性度が関係している

5αリダクターゼの活性度が高くなればなるほどにジヒドロテストステロンが合成されやすくなり、AGAの発症リスクも高まるとされています。ただし、ジヒドロテストステロンには男性の生殖器の形成・成長、筋肉の増大、体毛を濃くするなどの役割があるため、活性度が低ければよいわけではありません。

5αリダクターゼの活性度は、遺伝の影響が多いといわれています。活性度に関わる遺伝子は両親から引き継がれる優性遺伝のため、両親のいずれかがその遺伝子を持っていれば子どもも5αリダクターゼの活性度が高くなりやすいのです。

さらに、ジヒドロテストステロンを取り込む男性ホルモン受容体の感受性にも注目が必要です。男性ホルモン受容体の活性度は隔世遺伝するとされており、両親の活性度が低くても祖先に活性度が高い人がいれば、自分に受け継がれる可能性があります。

◆5αリダクターゼを抑える成分

5αリダクターゼをむやみに抑えるのは良いことではありません。しかし、AGAが気になる場合は、5αリダクターゼを抑えたいと思うことが多いのではないでしょうか。劇的な効果はありませんが、次のような成分は5αリダクターゼを抑制するといわれています。

ノコギリヤシ

ノコギリヤシは北アメリカ東南部に自生するヤシ科植物です。元々は前立腺肥大の治療に用いられていましたが、5αリダクターゼの働きを抑える効果が報告されていることから、育毛剤や育毛シャンプーなどにも用いられるようになりました。ただし、育毛剤や育毛シャンプーに薄毛改善や5αリダクターゼの抑制によるAGA予防の効果は認められていません。

亜鉛

亜鉛には、5αリダクターゼを抑制する作用が確認されています。身体に必要なミネラルの一種で、筋肉や骨、髪などの合成に関与しています。そのため、5αリダクターゼの抑制を考えていない人も適量を摂取することが大切です。なお、サプリメントには成分が多く含まれているため、通常の食事量では摂れないほどの亜鉛を摂ることができます。

しかし、亜鉛の過剰摂取は亜鉛中毒を引き起こす恐れがあるため、食事から適量を摂るようにしましょう。

イソフラボン

イソフラボンは、大豆胚芽に多く含まれるポリフェノールの一種で、体内では女性ホルモンと似た働きをします。ジヒドロテストステロンの合成を抑制するため、薄毛予防の効果が期待できます。イソフラボンは豆腐や納豆、豆乳などに多く含まれていますが、過剰摂取は健康を損ねる恐れがあるため、適量を毎日摂取することを心がけましょう。

◆5αリダクターゼによるAGAの対処法

薄毛が気になったときは、5αリダクターゼを抑制しようとするのではなく、クリニックで適切な治療を受けることが大切です。AGAの正しい対処法について詳しく見ていきましょう。

まずはクリニックで治療を受ける

AGAは、セルフケアで大きく改善することはありません。例えば、育毛シャンプーや育毛剤を使用しても、AGAの進行を抑えることはできないでしょう。これは、AGAの進行を抑えて薄毛を改善する成分が含まれていないためです。

このような成分を含むものは医薬品として扱われます。クリニックでは、AGAの診断はもとより、薬物療法やメソセラピーなど、さまざまな治療法の中から自分に合った治療プランを提案してくれます。

生活習慣を整える

睡眠不足や食生活の乱れは、薄毛の悪化の原因です。睡眠不足は成長ホルモンの分泌を低下させることで、髪の成長に悪影響を与える可能性があります。また、髪の成長に必要なタンパク質や亜鉛、各種ビタミンの摂取も重要です。

さらに、栄養を頭皮へ届けるために、血流がよい状態を保つ必要があります。適度な運動は、血流を促すことで頭皮に栄養を届けることに繋がります。

ストレスを軽減する

ストレスは、交感神経を優位にして血管を収縮させることで、頭皮への血流の低下を招きます。ストレス社会と呼ばれる現代では、生活のさまざまな場所でストレスを受けるでしょう。自分だけのストレス発散方法を身につけて、ストレスとうまく付き合うことが大切です。

◆まとめ

5αリダクターゼは、AGAを招くだけではなく、体毛を濃くしたり筋肉を増大させたりする働きがあります。そのため、5αリダクターゼの活性度が低ければよいわけではありません。薄毛が気になるときは、生活習慣や食生活を見直すとともに、クリニックを受診することが大切です。AGAは放置すると進行する可能性があるため、薄毛が気になった時点でまずは気軽に相談してみましょう。

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