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頭皮に強いかゆみが起きた際は、原因を突き止めて適切に対処することが重要です。かゆみを放置すると、症状がひどくなることで生活に支障をきたす恐れがあります。かゆみの対処法は、薬の使用の他にもさまざまな方法があるので、かゆみに悩まされている方はチェックしておきましょう。ここでは、頭皮のかゆみの対処法について、生活習慣やシャンプー、ヘアケアなど項目別に詳しくご紹介します。
頭皮のかゆみの原因は次のとおりです。
頭皮が不潔な状態だとかゆみが起こりますが、過度なシャンプーで頭皮が乾燥した場合も同様にかゆみが起こります。洗浄力が強いシャンプーでゴシゴシ洗うと、頭皮の皮脂が過剰に洗い流されてしまい、肌の水分が蒸発します。1日に何度もシャンプーをする、長時間かけて洗う場合ことも避けましょう。
十分にシャンプーができていないために、頭皮に汚れが残っている場合もかゆくなります。頭皮からは皮脂が分泌されており、肌の水分の蒸発を防いでいます。皮脂は、適度に洗い流さなければ溜まり続ける一方です。過剰なシャンプーで皮脂を落としすぎるのも問題ですが、反対にシャンプー不足で皮脂汚れが溜まることもかゆみに繋がります。
毎日シャンプーをしていない、十分にシャンプーができていない、洗浄力が弱すぎるシャンプーを使っているといった方は注意が必要です。
頭皮が乾燥すると、外部刺激が肌の内部へと侵入して炎症が起こります。その炎症に伴ってかゆみが発生するのです。
頭皮は、ヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチン、皮脂などによってバリア機能が保たれており、空気中のホコリやダニの死骸、花粉など、あらゆるアレルゲンの侵入を防いでいます。頭皮が乾燥した状態では、ヒアルロン酸や皮脂などが不足しているため、十分なバリア機能を発揮できません。その結果、健康な頭皮であれば侵入を防ぐことができていたアレルゲンの侵入を許してしまい、頭皮に炎症が起きてかゆみが発生します。
頭皮が乾燥する原因は、過度なシャンプーや睡眠不足、摩擦などです。
接触性皮膚炎とは、いわゆる「かぶれ」のことです。かゆみや湿疹、赤み、水疱、腫れなど、さまざまな症状が現れます。原因は、前述したような頭皮の乾燥のほか、光や紫外線、金属、香辛料、植物、医薬品など人によってさまざまです。
生まれつきの体質が関連するため、必ずしも普段の行動に原因があるとは限りません。例えば、頭皮が乾燥して接触性皮膚炎が起きているのは、もともと肌のバリア機能が弱い体質の可能性もあります。治療方針は個々で大きく異なるため、接触性皮膚炎が起きたときは医師に早めに相談し、適切な治療計画に基づいて治療を受けることが大切です。
脂漏性皮膚炎とは、頭皮に常在するマラセチア菌という真菌の一種が異常に増えて炎症を引き起こす病気です。マラセチア菌は皮脂を栄養源にするため、シャンプー不足で皮脂が過剰な状態な場合に発症します。強いかゆみだけではなくフケが多量に発生したりニオイが強くなったりします。
頭皮のかゆみがひどいときは、次のように対処しましょう。
頭皮のかゆみの原因は多岐にわたるので、まずはクリニックで診断を受けることが大切です。診断に基づいて適切な治療を受けるのが改善までの近道です。自己判断で対処すると、かゆみが強くなる恐れがあるので注意しましょう。
脂漏性皮膚炎が疑われる場合は、薬局やドラッグストアで販売されている抗真菌剤入りのシャンプーや塗り薬を使用することで改善する可能性があります。ただ、他のかゆみと鑑別が難しいため、費用を無駄にかけることになるリスクが高いです。やはり、クリニックを受診して適切な治療を受けた方がよいでしょう。
過度なシャンプーや洗い残しなどが原因の場合は、使用するシャンプーや洗髪方法を見直しましょう。正しく洗髪しているはずなのに頭皮が乾燥する場合は、洗浄力が弱めのシャンプーに替えてみてください。反対に、汚れが十分に落ちない場合は洗浄力が強めのシャンプーを使用してみましょう。
ただし、生活習慣の乱れやストレスなどが原因で皮脂が過剰分泌されている可能性もあるので、洗浄力が強いシャンプーに替えるのは、生活習慣の改善やストレス解消を実践し、それでも洗い残しがある場合に限ります。
頭皮が乾燥しがちな場合は、ヘアケアを習慣付けましょう。例えば、入浴後に頭皮用の化粧水で水分を補給すれば、シャンプーで皮脂が洗い流されて水分が多少失われても、頭皮トラブルを防ぐことができます。
頭皮のかゆみの根本の原因が皮脂の過剰分泌や肌のバリア機能の低下の場合は、生活習慣を見直すことで予防できる可能性があります。例えば、肌のターンオーバーが乱れてバリア機能が低下している場合は、十分かつ良質な睡眠や栄養バランスのとれた食事、適度な運動などで改善できるかもしれません。
頭皮がかゆくても、それほど気にならずに放置してしまう方もいるでしょう。頭皮のかゆみを放置すると、どのような問題が起きるのか詳しくご紹介します。
最初は我慢できる程度のかゆみでも、次第にかゆみが強くなり我慢できなくなる恐れがあります。我慢できないほどの強いかゆみは、生活に支障をきたします。また、人と話しているときやプレゼンをしているときなど、あらゆる場面でかゆみが気になり問題が起こるでしょう。
かゆみの原因を取り除かない場合は、炎症がますます強くなる恐れがあります。毛穴にまで炎症が広がると、一時的に髪が抜ける可能性もあるため注意が必要です。
かゆいところをかきむしると、大量のフケが出ます。フケが服に付着して不潔な印象を持たれる可能性があります。フケは、ターンオーバーの周期が早くなったことで剥がれ落ちた角質です。角質が剥がれるとバリア機能が低下し、ますますかゆみが強くなります。
頭皮のかゆみは、できるだけ早く対処することが大切です。対処が遅れると、それだけかゆみが強くなり、改善にも時間がかかります。日々の生活に支障をきたすだけではなく、かゆみが原因で仕事にも悪影響が及ぶ可能性があります。さらに、一時的に抜け毛が増えて薄毛になることも予想されるので、できるだけ早くクリニックを受診しましょう。