発毛・育毛、AGA・薄毛治療なら水戸中央美容形成クリニック


高齢になると、髪が薄くなる人が増えますが、高齢者の薄毛は仕方がないものと思っている方は多いのではないでしょうか。実は、対策次第で髪の量を保てる可能性があるのです。十分な髪の量を保ちたい方は、髪が薄くなる原因と対処法を確認しておくことが大切です。ここでは、高齢者の髪が薄くなる原因やメカニズム、対処法について詳しくご紹介します。
高齢者の髪が薄くなる原因はいくつかあります。その全てに対処することで、薄毛を防げるでしょう。それでは、高齢者の髪が薄くなる原因について、詳しくみていきましょう。
AGAとFAGAは、どちらも男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼII型という酵素と結合し、ジヒドロテストステロンになることで、髪の成長に悪影響を与えるものです。AGAは男性、FAGAは女性が発症します。
女性は、更年期に差し掛かると女性ホルモンのエストロゲンが著しく減少し、相対的に男性ホルモンが多い状態となります。そのため、高齢になるとFAGAを発症し、薄毛が進行する場合があるのです。
AGAとFAGAの進行スピードや進行パターンには個人差があり、高齢になっても薄毛にならない方もいます。基本的には、放置すると進行して、やがて髪の大部分が失われてしまいます。
高齢になるにつれて筋力が低下し、頭皮への血流が悪くなる傾向があります。血液には、酸素と栄養を全身へと運ぶ役割があるため、頭皮への血流低下は栄養不足に直結します。高齢になるにつれて頭皮が硬くなることを実感する方は多いのではないでしょうか。頭皮が硬い状態では、髪の成長に必要な栄養が発毛組織へと十分に届きません。
高齢者の頭皮への血流不足は仕方のないことではありますが、適切に対処して血流を少しでも増やすことが大切です。
髪に必要な栄養を十分にとれていない、頭皮への血流が悪くて栄養が行き届いていない場合は、髪の成長に支障をきたす恐れがあります。髪を構成する成分はケラチンというタンパク質ですが、ケラチンの合成にはビタミンやミネラルなどさまざまな栄養が必要です。
毎日、肉や魚しか食べない、ファストフードやコンビニ食が多いような食生活では、タンパク質以外の栄養が不足するでしょう。高齢になると、天然歯の残存数が少なくなったり嚥下機能が低下したりして、自然に食が細くなる方もいます。
食が細いのだから仕方がないと諦めるのではなく、少ない負担でより多くの栄養をとることを心がけてみてください。
高齢になるにつれて代謝機能が低下します。その結果、栄養が足りていても健康な髪が作られにくくなるのです。筋肉量が少ない、身体が冷えてしまいがちな方は、代謝機能がさらに低下している可能性があります。
高齢者の薄毛を完全に防ぐことは難しいのですが、次のように対処することで髪の量をある程度キープできる可能性があります。
AGAとFAGAは、セルフケアでは改善が期待できません。まずは、薄毛クリニックを受診して治療を受けることが大切です。ただし、薄毛の薬の中には65歳以上の高齢者に対して使用できない薬もあります。そのため、40代や50代などで薄毛が気になり始めた段階で治療を始めることが大切です。
また、高齢者であっても、年齢や身体の状態を踏まえ、副作用による生活への影響が少ない薬を処方してもらえます。薬物療法のほかにも、メソセラピーや自毛植毛などさまざまな治療法があるため、まずは相談してみることをおすすめします。
日ごろから頭皮マッサージを習慣づけておくことで、頭皮の血流が良好な状態を維持できます。頭皮マッサージと言えば、難しいイメージがあるかもしれませんが、頭部全体を両手でつかみ、頭皮を動かすように指の腹で指圧するだけです。気持ちがいいと感じる程度の力加減で押しましょう。
また、爪を立てると頭皮が傷ついて頭皮環境が乱れてしまうため注意してください。入浴時の身体が温まっているときに頭皮マッサージをすると、より高い効果が期待できます。
髪の生成に必要なタンパク質やビタミン、ミネラルなどをバランスよくとりましょう。咀嚼能力や嚥下機能、胃腸の状態などによっては、食べられないものもあるかもしれません。特定のものを食べられなくても、他の食べ物で栄養を補えれば問題ないのです。
例えば、ビタミンB2は牛レバーや卵、ビタミンB6はサンマやバナナなどに含まれています。牛レバーを食べられなくても、卵を食べられればビタミンB2を補えます。肉や魚、卵、野菜、果物などをバランスよく食べましょう。
また、どうしても十分な栄養をとることができない場合は、サプリメントで補うことを検討してみてください。1日の栄養の不足分を確認したうえで、適切な量のサプリメントを飲みましょう。
十分かつ良質な睡眠をとることで、代謝機能の向上が期待できます。ホルモンバランスが整うことで健康な髪が作られやすくなります。なかなか夜に寝付けない、途中で何度も目覚めるという方は、睡眠の質を高めるために対策しましょう。
例えば、夜中に何度もトイレに行くのであれば、利尿作用のあるアルコールの摂取を控えたり、身体が冷えないように暖房器具を使ったりしてください。また、寝る前の行動も見直しが必要です。例えば、寝る直前に食事をとったり入浴したりすると、目が冴えて寝付けなくなります。寝たい時間のちょうど2時間前に入浴すると、眠気が生じて寝付きやすくなるでしょう。
高齢になるにつれて体力が低下すると、身体を動かすことが嫌になる方が少なくありません。しかし、運動量が減ると筋力が低下して、頭皮への血流が悪くなる恐れがあります。1日30分の散歩やウォーキングなど、適度な運動を続けることが大切です。ただし、高齢になると心臓病を含め、運動制限がかかる病気を発症する方が増加します。
何らかの持病がある方は、どの程度の運動であれば可能なのか主治医に確認しましょう。適度な運動にはストレス解消効果もあるため、自律神経のバランスが整うことで頭皮への血流が改善されます。薄毛だけではなく、全身の健康状態を整えるためにも、適度な運動を習慣づけましょう。
高齢者が薄毛になるのは仕方のないことですが、早めに対処することで髪の量をある程度キープできます。いつまでもフサフサな髪を保ちたい方は、薄毛が気になった段階で対処を始めましょう。また、薄毛の範囲が広がっていると感じた方は、薄毛クリニックを受診することをおすすめします。AGAとFAGAはセルフケアでは改善が難しいため、薄毛クリニックで医学的根拠に基づいた治療を受けましょう。