発毛・育毛、AGA・薄毛治療なら水戸中央美容形成クリニック


M字ハゲとは、額がM字に後退した薄毛のことです。多くの男性が経験するM字ハゲですが、治療や予防はできるのか気になる方が多いのではないでしょうか。M字ハゲを放置すると、大きなコンプレックスになる恐れもあるため、早めに対策を始めることが大切です。ここでは、M字ハゲの症状や原因、治療法、予防法について詳しく解説します。
M字ハゲの原因は、AGA(男性型脱毛症)です。薄毛の多くの原因を占めるといわれており、主に30~60代ぐらいの男性にみられます。髪が全体的に薄くなってきた場合は、AGA以外の原因の可能性もあります。いずれにしても、M字ハゲだからAGAだと自己判断するのではなく、まずはクリニックで診断を受けることが大切です。
AGAは、M字に後退していき、やがて前頭部の髪が失われます。また、頭頂部だけが薄くなって広がっていくパターンや、M字の後退と頭頂部の薄毛を合併するパターンもあります。いずれにしても、放置すると薄毛の範囲が広がるため、いかに早く治療を始めるかが重要です。
最終的には、後頭部と側頭部に髪が少しだけ残っている状態になる可能性があります。薄毛が進行するほどに悩みが大きくなり、コンプレックスによって生活に支障をきたすリスクが高まるため、少しでも薄毛が進行していると感じたらクリニックを受診しましょう。
M字ハゲは、クリニックで次のような方法で治療します。
薬物療法とは、薬を使用した治療法のことです。AGAには、髪の成長を促す薬や、AGAの原因にアプローチする薬などを使用します。どの薬を使用するかは、患者の希望、コスト、薄毛の進行状況などで異なります。
AGAの治療は皮膚科でも受けられますが、できれば薄毛専門クリニックを受診しましょう。薄毛専門クリニックは、幅広い種類の薬を用意しているため、患者の希望や多彩なライフスタイルに対応できます。
薬によっては副作用があるため、必ず確認しておきましょう。例えば、AGAの原因にアプローチするタイプの薬は、男性ホルモンのジヒドロテストステロンの合成を阻害することで、性欲減退や勃起不全などを引き起こす可能性があります。頻度は低いものの、子供を望んでいるときには飲まない方がよいでしょう。
メソセラピーは、頭皮に薬剤を注入する治療法です。注入する薬液に含まれる成分は、メソセラピーを導入しているクリニックによって異なります。主に、髪の成長に欠かせないビタミン類やミネラル、髪の成長を促す成分、AGAの原因にアプローチする成分などが含まれています。
メソセラピーは注射針を頭皮に刺すため、どうしても傷みを感じるでしょう。最近では、ローラータイプの痛みが少ないメソセラピーを導入しているクリニックもあります。また、メソセラピーは外用薬や内服薬と併用できます。複数の治療法を組み合わせることで、治療効率が上がるでしょう。
自毛植毛は、AGAの影響を受けにくい側頭部や後頭部の毛を頭皮ごと移植する治療法です。薄くなっている部分に頭皮ごと移植することで、定着さえすれば自然に髪が生えるようになります。そのため、AGAの根本的な治療ともいえるでしょう。
ただし、植毛した周りの部分はこれまで通りAGAの症状が現れるため、治療後もAGAの進行を抑える薬の服用が必要です。また、外科手術のため、どうしてもリスクを伴います。最初から自毛植毛を選ぶのではなく、まずは薬で進行を抑えたり髪の成長を促したりすることが大切です。
M字ハゲを未然に防ぐことは困難ですが、次のような行動によってリスクを抑えることは可能です。
健康な髪を育てるために、十分かつ良質な睡眠、栄養バランスのとれた食事、適度な運動、ストレスケア、喫煙・飲酒を控えるといったことを習慣づけましょう。AGAの原因は男性ホルモンのジヒドロテストステロンによって髪の成長が妨げられることですが、頭皮環境も関与しているといわれています。
良質な睡眠をとるために、睡眠環境と寝る前の行動を見直す必要があります。例えば、寝る前に熱い湯につかると目がさえて眠れなくなるでしょう。寝る2時間前に入浴すると、2時間後に眠くなることで、スムーズに入眠できます。
食生活では、髪の主成分であるケラチンの材料のアミノ酸を不足させないことが大切です。アミノ酸は、肉や魚、大豆などから摂取できます。そのほか、ビタミンやミネラルも髪の生成に欠かせません。
睡眠、食事、運動、ストレスなど、あらゆるポイントに着目して、AGAのリスクを少しでも下げることが重要です。
頭皮がダメージを受けると、健康な髪を育てることが難しくなり、AGAのリスクが上がる可能性があります。過度なシャンプーやすすぎ残しなどは、頭皮環境が乱れる原因のため、十分に注意しましょう。
シャンプーは1日1回までで、ちょうどよい洗浄力のシャンプーを泡立てて使うことが大切です。また、シャンプーのすすぎ残しを防ぐために、30~40回はすすぎましょう。このとき、ぬるま湯で洗うことがポイントです。
湯が熱いと、頭皮を守る皮脂を過剰に洗い流してしまいます。
そして、シャンプー後はタオルドライをしてからドライヤーで乾かしましょう。タオルドライの目的は、ドライヤーをあてる時間を短縮することです。ドライヤーを長時間あてると、頭皮と髪が熱ダメージを受けて頭皮環境が乱れ、AGAのリスクが上がる可能性があります。
ドライヤーは、髪と頭皮から30cm以上離して、常にヘッドを振りながらあてると、熱ダメージを受けにくくなります。
AGAを予防するには、少しでも薄毛の兆しが見えたら治療を始める必要があります。薄毛になった時点で、それはAGAを発症していると言えるため、厳密には予防とは言えません。しかし、AGAによって薄毛に悩む前に対処できるため、実質のところ予防と言えるでしょう。
クリニックでは、AGAの進行を抑える薬や髪の成長を促す薬を処方してもらえます。また、薄毛が気になり始めたことを機に育毛剤を始める方もいますが、AGAに効果はありません。
M字ハゲが気になる方は、早めに専門クリニックを受診しましょう。治療の開始が早ければ早いほどに、AGAによる悩みが深くなるのを防げます。薄毛の範囲が広がってから治療を初めると、改善までに時間がかかり、コンプレックスの原因になるかもしれません。AGAは多くの人が悩む薄毛の原因のため、他人事とは思わずに今日から対策を始めることをおすすめします。