発毛・育毛、AGA・薄毛治療なら水戸中央美容形成クリニック


いつもより抜け毛が多いと感じたとき、もしかして薄毛かも・・・と心配になる方は多いのではないでしょうか。確かに、抜け毛が多いと薄毛になる可能性がありますが、心配ない抜け毛の場合もあるため、まずは抜け毛の状態を確認することが大切です。また、髪はヘアサイクルによって自然に生え変わりを繰り返しているため、あわせて覚えておくことをおすすめします。ここでは、ヘアサイクルの仕組みと心配な抜け毛について詳しくご紹介します。
ヘアサイクルとは、発毛、成長、脱毛を繰り返す髪の生え変わりのサイクルのことです。髪は、「発毛」、「成長期」、「退行期」、「休止期」、「脱毛」を繰り返しています。発毛すると、髪が太く長くなり、1日約0.3mm、1ヶ月で約1cm、1年で約15cmのペースで成長します。その髪の生え変わりサイクルが約4~6年も続きます。
その後、退行期に移行して髪の成長が止まり、その2~3週間後に休止期へ移行して毛根の位置が浅くなるのです。
そして、頭皮の奥で作られた髪に押し出される形で古い髪が自然に抜けます。ヘアサイクルの期間や時期は髪1本ごとに異なるため、一気にすべての髪が抜ける心配はありません。
ヘアサイクルが乱れると、成長期から退行期に移行しやすくなったり、成長期が短縮されたりします。また、成長期に太くコシのある髪へ成長しにくくもなるのです。このようなことが起こると、髪のツヤが失われたり、部分的に薄くなったりします。
どのような原因でヘアサイクルが乱れるのか詳しくみていきましょう。
AGAは、男性型脱毛症とも呼ばれる薄毛の原因です。ヘアサイクルの成長期が短縮されることで、十分に成長しないまま退行期へ移行します。AGAは、前髪の生え際や頭頂部に起こり、部分的に短くて弱々しい髪が増え、その部分が薄毛になります。
原因は、5αリダクターゼII型によって、男性ホルモンのテストステロンがジヒドロテストステロンに変化していき、毛乳頭細胞という発毛組織に取り込まれるためです。毛乳頭細胞には、男性ホルモン受容体があるので、ジヒドロテストステロンを取り込んでしまいます。
そうすると、ジヒドロテストステロンが脱毛を促すシグナルを発信し、成長期を短縮させるのです。
AGAには、遺伝性があるといわれています。そのため、両親がAGAの場合は将来的に自分もAGAになる可能性が比較的高いと言えるでしょう。
睡眠不足や栄養不足、運動不足、ストレス、喫煙、過度の飲酒など生活習慣の乱れは、いずれもヘアサイクルを乱す原因です。睡眠不足は代謝に影響を及ぼし、栄養不足は強くて太い髪への成長を妨げます。
また、運動不足やストレス、喫煙などは、いずれも血流を低下させることで、髪の成長に必要な栄養の髪への供給を低下させるのです。過度の飲酒は、髪の成長に必要な亜鉛を大量に消費してしまうため、ヘアサイクルの乱れに繋がります。
熱い湯で髪を洗ったり、洗浄力が強すぎるシャンプーを使ったりすると、頭皮が乾燥してバリア機能が低下します。そのような状態で刺激を受けると、炎症が起きて抜け毛に繋がる可能性があるのです。また、乾燥やストレスなどの原因で角質が厚くなったり、皮脂が過剰に分泌されたりすると、ひこう性脱毛症や脂漏性皮膚炎などが起こり、抜け毛が増える場合があります。
それでは、心配ない抜け毛と心配な抜け毛にはどのような違いがあるのでしょうか。まずは、心配ない抜け毛の特徴からご紹介します。
髪は、1日あたり50~100本程度は抜けるとされています。実際に50~100本が抜けているのか知ることは困難ですが、抜け毛に気づかないということは、それだけ抜けている本数が少ないと考えられるでしょう。
寝具との摩擦や洗髪で髪が自然に抜けますが、あまりにも大量の髪が寝具についていたり、数日で排水口が詰まったりしない限り、特に心配ないと言えます。
正常なヘアサイクルによって自然に抜けた毛は、ある程度成長しています。そのため、長くてコシのある髪は心配ない抜け毛と言えるでしょう。ただし、健康な髪であっても、抜け毛が明らかに増えた場合は注意が必要です。
続いて、どのような抜け毛が心配なのか詳しくみていきましょう。
1日に100本以上も抜ける場合は、心配な抜け毛の可能性があります。抜け毛が目に見えて増えたと感じた場合は、100本以上抜けていると考えられるでしょう。排水口がいつもよりも早く髪が詰まるようになったり、朝起きると寝具に大量の毛がついていたりした場合も抜け毛が増えていると言えます。
髪が細くてコシがない場合は、十分に成長する前に抜けているため、ヘアサイクルが乱れていると考えられます。健康な髪と比べて弱々しい印象を受けた場合は、心配な抜け毛の可能性があるでしょう。
それでは、心配な抜け毛がみられた際には、どうすればいいのか詳しくみていきましょう。
まずは、クリニックを受診して抜け毛の原因を突き止める必要があります。AGAや頭皮環境の乱れには自覚症状がない場合もあるため、医師による診断が必要です。早く抜け毛の原因がわかれば、それだけ早期の改善が期待できます。
頭皮環境の乱れが原因の場合は、次のようにヘアケアを見直すことで改善する可能性があります
洗浄力がマイルドなシャンプーで、やさしく丁寧にぬるま湯で洗うことが大切です。特に、髪を洗った後に頭皮のカサつきや突っ張り感がある場合は、洗いすぎていると考えられるため、できるだけ早く見直したいところでしょう。
シャンプーには、洗浄力が強い高級アルコール系、洗浄力がマイルドなアミノ酸系や石けん系があります。自分に合ったシャンプーで髪を洗いましょう。
育毛剤には、頭皮の炎症を抑えたり、髪の成長をサポートしたりする成分が含まれています。AGAの場合は育毛剤では改善できませんが、頭皮環境の乱れであればケアできるでしょう。ただ、肌に合わない場合もあるため、頭皮にかゆみや赤みが出た場合は使用を中止して、医師の診察を受けてください。
規則正しい生活を心がけるとともに、喫煙や飲酒を控えましょう。また、ストレスを発散させることも大切です。趣味やスポーツを楽しんだり、気の許せる人とコミュニケーションをとったりするとよいでしょう。
心配な抜け毛が出た場合は、早めに医師の診察を受けることが大切です。AGAは放置すると進行するため、薄毛の範囲が広がる可能性があります。そうなる前に治療を始めることで、薄毛による心身への負担を抑えられるでしょう。少しでも抜け毛が気になる方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。