発毛・育毛、AGA・薄毛治療なら水戸中央美容形成クリニック


薄毛になったら育毛剤を使えばよいと思っている方は多いのではないでしょうか。しかし、育毛剤に期待できる効果は限定的なため、薄毛の種類によっては効果が期待できません。そのまま放置すると薄毛が進行する恐れもあるため、育毛剤について正しい知識を身につけておきましょう。ここでは、育毛剤に期待できる効果や使用の際の注意点について詳しく解説します。
育毛剤とは、髪の成長を促したり頭皮環境を整えたりすることを目的とするケア用品です。育毛剤に含まれている成分としては、抗炎症成分や保湿成分などで、血液中に入り込んで身体に直接作用するような成分は含まれていません。
また、AGA(男性型脱毛症)に効果が期待できるとする情報もありますが、育毛剤によるAGAへの効果は認められていないため注意が必要です。
れでは、育毛剤にはどのような効果が期待できるのか詳しくみていきましょう。
頭皮の不快なニオイは、皮脂が頭皮の常在菌によって分解されることで発生します。ストレスやヘアケア不足、脂質や糖質の過剰摂取などによって皮脂が過剰に分泌されていると、不快なニオイが起こりやすくなるのです。
育毛剤で頭皮環境が整えば、皮脂の分泌が正常に近づいて、不快なニオイの軽減が期待できます。ただし、皮脂の過剰分泌の原因となるストレスを解消したり、食生活を整えたりしなければ、不快なニオイの根本的な解決にはなりません。
頭皮が乾燥したり、常在菌が皮脂を分解したりすると、フケやかゆみの症状が現れる場合があります。フケとかゆみが併発していると、頭皮をかきむしることでさらに症状が悪化するでしょう。
かゆみのあるところは炎症が起きている可能性があり、そのまま放置すると抜け毛が増える可能性もあります。育毛剤に含まれる保湿成分で頭皮にうるおいを与えたり、抗炎症成分で炎症を抑えたりすることで、フケやかゆみの改善が期待できるでしょう。
育毛剤に含まれている保湿成分が髪や頭皮の水分を保持してくれます。水分が抜けた髪はパサついてしまうため、髪のボリュームが失われる原因となります。水分を与えることで髪にハリやコシが生まれ、髪のボリュームも増えるでしょう。
新たに髪が生えるわけではありませんが、ボリューム不足の薄毛の対策になる可能性があります。
育毛剤では、AGAを完治させることはできません。あたかも育毛剤でAGAが治るかのような広告がありますが、使用し続けているうちにAGAが進行して薄毛の範囲が広くなる恐れがあります。育毛剤ではAGAを完治できない理由について、AGAの原因から順を追ってみていきましょう。
AGAの発症には、男性らしい身体づくりに必要なテストステロンが発毛組織の毛乳頭細胞に取り込まれ、5αリダクターゼII型によってジヒドロテストステロンに変換されることが関係しています。ジヒドロテストステロンは、髪の成長を妨げて、脱毛を促してしまうため、髪が短く細くなり薄毛が引き起こされるのです。
育毛剤は頭皮環境を整えるケア用品で、ジヒドロテストステロンにアプローチするような効果はありません。そのため、男性ホルモンが原因のAGAは育毛剤で治療することはできないのです。
育毛剤でAGAが治ると思ってクリニックを受診せずに使用を続けると、薄毛の範囲が広がって治療に時間がかかるようになってしまいます。
育毛剤がAGAに全く効果がないのかというと、必ずしもそうとは言えません。AGAは、頭皮環境の乱れが影響している場合があります。そのような場合に育毛剤で頭皮環境を整えれば、結果的に薄毛の進行を抑えられるかもしれません。
しかし、劇的な効果は期待できないでしょう。AGAが気になったら早めにクリニックを受診することが大切です。
育毛剤は、正しく使うことで効果が発揮されます。間違った使い方は効果を発揮できないばかりか、肌トラブルにつながる可能性があるため注意が必要です。育毛剤を使うときは、次のようなことに注意しましょう。
育毛剤には、さまざまな成分が含まれており、実際に使用しなければ肌に合うかどうかわかりません。育毛剤によっては、頭皮に刺激を感じたり、炎症が起きたりする可能性があります。そうなれば、頭皮環境が乱れて薄毛が助長される心配もあるでしょう。
まずは、お試しセットなどを購入して、頭皮に合うかどうか確認が必要です。少しでも刺激を感じた場合は、使用をやめましょう。かゆみや痛みなどが続く場合は、クリニックを受診することが大切です。
育毛剤の効果を引き出すには、髪の汚れや古い角質を取り除いた状態でつける必要があります。古い角質や汚れは、育毛剤の頭皮への浸透を妨げるため、効果を感じにくくなるのです。髪を洗った後は、7割ぐらいドライヤーで乾かしてから育毛剤をぬっていきましょう。
また、育毛剤は頭皮環境を整える目的で使用することが薄毛予防のポイントのため、頭皮につけることが大切です。髪に分け目を作り、まんべんなく頭皮に塗りましょう。
薄毛が気になった段階で育毛剤のケアを始めるのであれば、まずはクリニックを受診しましょう。AGAと診断された場合は、クリニックで治療を受けつつ育毛剤でケアすることが大切です。育毛剤は、頭皮環境の乱れを未然に防ぐ目的で使用しましょう。
育毛剤には、AGAの治療に用いられるフィナステリドが含まれたものもあります。国内では販売されていませんが、海外から個人輸入で入手することが可能です。フィナステリドは、ホルモン分泌に作用するため、男性機能に関する副作用が起こる可能性があります。
そのため、医師の診断を受け、アドバイスに従って使用しなければなりません。そのような育毛剤を個人輸入して自己判断で使用すると、思わぬ副作用が起こる恐れもあるため、使用は控えましょう。また、個人輸入は偽物や粗悪品が送られてきたり、詐欺にあったりするリスクもあるため、育毛剤にかかわらず利用しないことをおすすめします。
育毛剤は、頭皮環境を整えて健やかな頭皮と髪の成長を促すケア用品です。ホルモンに作用する成分は通常の育毛剤には含まれておらず、AGAには効果が期待できません。あくまでも、頭皮環境が乱れている場合に使用するものということを覚えておきましょう。少しでも薄毛が気になったら、早めにAGA専門クリニックを受診することが大切です。